昭和の日本

フィリピンの話しの続きです。
英会話のクラスはマンツーマンで1日6コマ。
月曜日から金曜日まで毎日6人の先生と1時間づつ喋りました。
先生方と話していて、色々な気づきがありました。
フィリピンはまだ発展途上にあり
インフラやテクノロジーが進んだ日本に対して未だ憧れを持ってくれていること
フィリピン人はどんなに悲惨な状況でも「笑って」と親から教えられて育つということ
お互いに助け合うこと
なんだか昭和の日本のようで、
私たちがかなり前に忘れてしまった美徳に
ノスタルジーを感じました。
ハッとさせられたのは、グループディスカッションで
「怖いものは何か?」と話していた時
最初はghost とかcockroach とか言ってたのが
そのうち「死を恐れるか?」という話しになり
私は「死ぬよりもボケことが怖い」と言うと
ちょうど私の子どもの年頃の先生が「どうして?」と尋ねてきて
「子どもに面倒をかけたくないから」と答えると、
「えっ!なぜ?親の面倒を見るのは当たり前じゃない。私は全然構わないけど」と心からそう言ったので
ハァァァ、そっかーー と、感慨深かったです。
いつも明るい笑顔をくれて、優しくて暖かくて我慢強い
フィリピンの人たちが大好きになりました。
帰国する便には日本人は数えるほどしか乗っておらず、あとは大勢のフィリピン人。
労働者として日本に入る人達です。
彼らが、どうかガッカリしませんように。
理不尽な目に合いませんように。と願うばかりです。